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【レベル別】Webライティングの基本ルール15個を現役ライターが解説

ライティングルール

Webライターとして仕事をするうえで、マニュアルやルールの理解は必須です。ルールを素早く正確に理解できるかによって、記事の質や仕事の効率が変わるからです。

そこで今回は、ウェブライティングの基本ルールや習得のコツを、現役Webライターの管理人が3つのレベルに分けて解説します。

「良い記事」を書くにはルールを学ぼう

悩むクマ

ライティングを勉強していると、

「記事の質を上げる方法が分からない!」

「そもそも良い記事の定義って何?」

と感じることはありませんか?

実はこうした悩みは、基本ルールを見直すことで改善できる場合が多いです。

なぜなら私自身が「訓練で、ある程度文章を書けるようになった人間」だからです。

例えば私はもともと以下のような、気持ちがいいほどの未経験でした。

  • 読書感想文は苦手
  • 卒業論文を書いたことがない
  • 文章やマーケティング関係の仕事をしたことがない
  • 日記は書くことが思いつかない

ですがそんな私でも、訓練の結果、こうして5000字以上の長文記事を書けるようになりました。

またウェブ記事は「読ませる」というより、「パッと見て理解できる」ことが理想です。ですから文才がなくても、きちんとした記事は書けるのです。

ですが、もちろん必要な努力はあります。

それはライティングの基本ルールを学び、何度も修正しながら文を磨いていくこと

良い記事が書けないと悩んでいる方は、まずはライティングの基本ルールをおさらいしてみましょう。

【レベル別】Webライティングの基本ルール15個とは

基本ルール15

ここからはライティングのルールを、自分の経験をもとに「初級」「中級」「上級」の3つのレベルに分類して解説していきます。

いずれも「記事の質に大きく関わる5項目」に厳選しているので、参考にしてみてくださいね。

初級:正しく理解してもらうためには

初級編で最も意識すべきポイントは、「論理的に書く」ことです。

例えば整理された部屋では、探し物がすぐに見つかりますよね。ライティングも同じで、論理的に書かれた文章は意味が正しく伝わります。

そのために必要なルールが、例えば以下です。

初級の説明
おいも

すんなり理解できる文章を目指して頑張りましょう!

結論や主張は最初に書く

ライティングでは結論や主張は最初に書きましょう。

ネット検索は調べ物に使われる場合が多いからです。例えば家事や仕事の合間に、1つの記事を最後までじっくり読める人は少ないでしょう。

結論を先に書く習慣を身につければ、忙しい読者にも記事を読んでもらいやすくなります。

猫はかわいいですが、犬に比べると冷たい気がします。私は寂しがり屋なので猫とは合わないかもしれません。ですから私は犬派です。

私は犬派です。猫はかわいいですが、犬に比べると冷たい気がするからです。私は寂しがり屋なので猫とは合わないかもしれません。

同じ語尾は連続2回までにする

同じ語尾を連続して使うのは、多くても2回までにしましょう。

人が文章を読むときは無意識に心のなかで音読しています。そのため、同じ語尾が続くとリズムが悪くなって「読みづらい」と感じてしまいます。

したがって語尾にバリエーションを持たせて、長文でも読んでもらえるように工夫しましょう。

~です。~だからです。~とされているからです。

~です。~とされています。~だからでしょう。

主語と述語はしっかり対応させる

主語と述語は必ず対応させましょう。

主語と述語がかみ合っていないと、文の途中で主人公やストーリーが変わってしまうからです。そうした文章は理解しにくいため、読者は読むのを止めてしまいます。

ですから慣れるまでは、常に主語と述語を意識して記事を書きましょう。

彼が犬に毎朝絡まれているのは、犬好きである。

・犬好きである彼は、毎朝犬に絡まれている。
・彼が毎朝犬に絡まれているのは、犬好きだからである。

同じ意味の単語は使わない

一文中に同じ意味の単語を使う「重複(ちょうふく)表現」は避けましょう。

意味は通じますし、読者もあまり意識していないかもしれませんが、「回りくどい」「しつこい」と感じる文章には、重複表現が潜んでいる場合があります。

読みやすい記事にするには、それらを取り除いて、記事をすっきりとダイエットさせましょう。

それでは、まず 最初に

・それでは、まず
・それでは、最初に

基本は「大きなことから小さなこと」へ

文章は基本的に「大きなことから小さなこと」へと展開しましょう。

例えば会話では「面白いことがあったよ」と話すと、相手から「どんな?」と返ってきて、さらに詳しく話しますよね。

同じように文章も大まかな概要を伝えて、読者が興味を持ってから詳しく語るとスムーズです。つまり、テーマを先に伝えてあげると、読者は理解しやすいのです。

ただし過去の出来事や、手順の説明は「時系列」のほうが分かりやすい場合もあります。

犬にはチワワや柴犬、プードルなどがいる。そして種類は小型や中型、大型犬というように分類できる。

犬の種類は小型や中型、大型犬というように分類できる。さらに細かく分けるとチワワや柴犬、プードルなどがいる。

以上が初級編のルールです。

読者に記事内容を正しく理解してもらうには、これらの「無駄のない論理的な書き方」に関わるルールを身につけましょう。

中級:ストレスを感じさせないためには

中級編で大切なポイントは「読みやすさ」です。

記事全体や文章の読みやすさは、信頼感につながります。

私たちはネットで検索するとき、数ある記事のなかから、「誰が書いているのか?」「きちんと整えられたサイトなのか?」を見て、信頼できそうな記事を選んでいますよね。

つまり、記事も読みやすさを意識すれば読者に信頼してもらえます。また、そのまま他の記事も読んでもらえるかもしれません。

読みやすさを学ぶのに必要なルールは以下です。

中級の説明
おいも

読みやすい記事を目指して、レッツトライ!

文は適度な長さで簡潔に書く

文は簡潔に書きましょう。

だらだらと書くと、そのぶん文の情報量が増えます。すると要点が分かりにくくなり、読者はストレスを感じるからです。

とはいえ、短すぎると状況が伝わらないので、一文の長さは50字前後にするとよいでしょう。

感覚をつかむには、新聞や本の文章を手書きで書き写す「写経」がおすすめです。

もうすっかり秋が近づいてきたので、編み物が得意な私はマフラーかセーターを編んで家族にプレゼントしようかと考えているところだが、どちらにしよう?

もうすっかり秋が近づいてきた。編み物が得意な私はマフラーかセーターを編んで家族にプレゼントしようかと考えているところだ。だが、どちらにしよう?

専門用語や難しい言葉は避ける

専門用語や難しい言葉は、そのままで使わないようにしましょう。

悩みや疑問の答えを知りたい読者にとっては、ざっと読んだだけで理解できる文章のほうが良いからです。

もし書くときは、注釈できちんと説明したり、分かりやすい例えを入れたりすれば、イメージしやすい記事に仕上がります。

ホームページの開設には、サーバーの契約とドメインの取得が必要です。

ホームページの開設には、サーバーの契約とドメインの取得が必要です。

例えるなら「サーバー」はネット上にある自分の土地、「ドメイン」は住所のようなものです。

漢字・カタカナ・ひらがなの量は調整する

記事全体の漢字・ひらがな・カタカナなどの量は調節しましょう。

記事は、パッと見たときの第一印象が大切だからです。例えば漢字が多いと「難しそう」、ひらがなばかりだと「中身が薄そう」と思われてしまいます。

適度なバランスで書くように心がけてみてください。

私の一番のリラックス方法は、音楽を聴くことかもしれない。

好きな音楽を聞くと自然とリラックスでき、何ともいえない幸せな気持ちになる。

眠れないときでも、大好きな曲を聴いているうちに気づいたら朝、ということもよくある。

おすすめ比率(%)

漢字 25
カタカナ/英語 10
ひらがな 65

※比率はWordの「スペルチェックと文章校正」を押せば、簡単に調べられます。

あいまいな表現は避ける

あいまいな表現は避けましょう。

あいまいな表現は、それが事実なのかライター個人の意見なのかが分かりにくいからです。

例えば「~と思われます」という書き方では、読者に安心感を与えることはできません。

初心者はつい自信のない書き方をしてしまいがちですが、「信頼できそう」と思ってもらうために、ときには言い切る勇気も必要です。

うちの学校の校長先生はダンディな感じがします。
この前、街で一番おしゃれな美容院で髪を切っているのを見かけたので、美意識が高いのかもしれないと僕は感じています。

うちの学校の校長先生はダンディです。
この前、街で一番おしゃれな美容院で髪を切っているのを見かけたので、美意識が高いに違いありません。

信頼できる数字やデータは積極的に使う

記事の内容に合った数字やデータがある場合は、積極的に使いましょう。

理由は、記事の説得力が増すからです。例えば「ダイエットに成功した」より、「ダイエットで体重が5キロ落ちた」という話の方が信頼できますよね。

ただし、使うデータは官公庁や新聞、その道の専門家など、あくまで信頼できる情報源に絞ること。

普段から、信頼できそうなサイトを何個かブックマークしておくのがおすすめです。

お隣さんによると、A社のパソコンが最近人気らしい。

家電量販店の店員さんに聞くと、最近A社のパソコンが最も人気で、入荷してもすぐに在庫切れになるそうだ。
実際、○○によるアンケートでも他の会社より△△台も多く売れている。

以上で中級編の基本ルールは終了です。

中級編は、読者が「いかにストレスを感じずに読めるか」を意識したルールが多いといえますね。

上級:心を動かし行動させるには

上級編のポイントは、「人の心を動かし行動させる」ことです。

WebライティングではSEOといって、「検索結果で上位に表示させるためマーケティング手法」が重要とされています。

SEO:Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)

具体的には、「どんなキーワードで」「どんなふうに読者を誘導」すればよいのかを考えていく手法です。

記事にはサービス契約や商品購入など、何かしらの目的があります。目的達成のために必要なルールが、例えば以下です。

おいも

自分の書いた記事で誰かが行動すると思うと、ワクワクしますよね。

ペルソナ(想定読者)の設定は細かくする

ペルソナとは「そのサービスや商品を使う架空の相手」のことです。

例えば大衆に向けたスピーチよりも、自分宛に書かれた返信のほうが心に残りませんか?

実は文章も同じで、特定の相手に向けたメッセージのほうが気持ちを動かします。

そのため相手に何かしらの行動を起こしてほしい場合は、年齢や性別、趣味、家族構成、悩みなど、なるべく細かいペルソナ設定をするのがコツです。

食べ盛りの男子大学生

・食べ盛りの男子大学生(20歳)
・趣味はゲーム。
・1人暮らしで近所にスーパーがあるので、つい外食してしまう。
・最近太ってきたのでダイエットしたいが、運動は苦手。
・サークルで海に行くことになったので、その前にお腹を何とかしたい。
など

なお、「ペルソナ設定が難しい……」という方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

ライター必須のユーザー目線!コツは「聞き上手」になること ライティングの準備としてユーザー、つまり読者目線を意識したペルソナ(想定読者)の設定は大事です。 ですが、ペルソナ設定って難しい...

記事はトーンとマナーを統一する

ライティングでは、記事の雰囲気や言葉選びのことを「トーン」「マナー」といい、これらは統一するのが鉄則です(以下トンマナと記載)。

例えば人によって、相談相手に求めるものは違います。「優しい言葉で答えてほしい人」もいれば、「厳しい意見で背中を押してほしい人」もいるでしょう。

記事も読む相手に合わせた適切なトンマナで書けば、自分にぴったりの記事だ!と感じてもらえるのです。

同じ商品のおすすめ文を、年齢や職種別に書き分ける練習をすると勉強になります。

大河ドラマのオープニング音楽には、毎回感心させられる。特に今年のは、私、超感動しちゃいました!!次回作も楽しみだ。

大河ドラマのオープニング音楽には、毎回感心させられる。特に今年は感動的だった。次回作も楽しみだ。

構成は読者が理解しやすい流れにする

記事の構成は、読者が理解しやすい流れにしましょう。構成が分かりやすい記事は、全体像を把握しやすいからです。

具体的には

  • 序論・本論・結論
  • PREP法

などの構成で文章を展開していくと、理解しやすく説得力のある文章が出来上がります。

特にPREP法は、たいていの記事に使える構成なので、身につけておいて損はありません。

彼が真のパン好きであることは、もはや有名な話だろう。
職場でも、パンを食べる姿がたびたび目撃されているという。彼は根っからのパン好きである。また、彼の自宅にはパンのストックがたくさんあったと、彼の親友は話していたからだ。

point(結論)
→彼は根っからのパン好きである。
reason(理由)
→彼の自宅にはパンのストックがたくさんあったと、彼の親友は話していたからだ。
example(例)
→また、職場でもパンを食べる姿がたびたび目撃されているという。
point(まとめ)
→彼が真のパン好きであることは、もはや有名な話だろう。

読者の悩みや疑問を解決する情報を書く

記事には「自分が書きたい情報」ではなく、「読者が知りたい情報」を書きましょう。

そもそも記事を読んでもらう一番の目的は、「読者の疑問や悩みを解決すること」だからです。

そのため読者に「読んで良かった」「参考になった」と感じてもらえるよう、執筆前にはしっかりとした情報収集を心がけましょう。

「犬は友達だ」といわれるのは、犬は明るくて甘え上手だからです。
うちの子も人懐っこいだけでなく芸達者なので、やっぱり犬はすごいですよね。

犬が人にとって「友達」といわれるのは、人を信頼して積極的にコミュニケーションをとろうとしてくれるからです。
犬は世界中で警察犬や盲導犬として活躍しています。そうした事実からも分かる通り、その高い嗅覚や知能を使って、いつも私たちを助けてくれるのです。
ですから、やはり犬は人にとって一番身近な存在だといえるのではないでしょうか。

記事の方向性はメディアの目的に合わせる

方向性、つまり「記事のゴール(目標)」はメディアの目的に合わせましょう。

方向性の定まっていない記事は、いわば「何を伝えたいのか分からない」状態。それでは読者もどう行動したら良いのか分かりません。

そのためメディアが持つ「訪れた人に与えたいイメージ」や、「起こしてほしい行動」に合わせたライティングが必要です。

目指すゴールがはっきりした記事は読者にとって分かりやすく、ライター自身も執筆が楽になります。

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興味があれば調べてみるといいかもしれません。

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以上が上級編のルールでした。

上級編では読みやすさに加え、実際に行動させるための書き方をご紹介しました。

Webライティングのルールを学ぶ3大メリットとは

喜ぶクマ

Webライティングの基本ルールを学ぶと、以下の3つのメリットを感じられるでしょう。

  • クライアントやメディアの変更に対応できる
  • 見直しの時間が減って執筆に集中できる
  • クライアントへの質問方法で悩まなくなる

細かい表記方法やマニュアルは、クライアントやメディアによってさまざまです。

ですが基本ルールをひととおりマスターしておけば、多少状況が変わっても対応しやすくなります。

また社会人として、クライアントに何でも質問するのは失礼ですよね。また対面でないぶん、メールの文面に気を遣って疲れてしまうこともあるかもしれません。

スムーズに仕事を進めるためにも、初心者ライターは基本を見直してみるとよいかもしれませんね。

基本ルールを学んで理想のWebライターになろう

初心者マークをもつクマ

今回はWebライティングにおける15の基本ルールを、以下の3つに分けて解説しました。

  • 初級:正しく理解してもらうためには
  • 中級:ストレスを感じさせないためには
  • 上級:心を動かし行動させるには

どんな素晴らしい記事も、基本があってこそ生まれるもの。

良い記事を量産できるWebライターになるために、この機会にまずは「Webライティングの基本ルール」を見直してみるのはいかがでしょうか?