執筆

ライター必須のユーザー目線!コツは「聞き上手」になること

ライティングの準備としてユーザー、つまり読者目線を意識したペルソナ(想定読者)の設定は大事です。

ですが、ペルソナ設定って難しいですよね。

ペルソナ設定が苦手なライターが、ユーザー目線を意識した記事を書くコツはあるのでしょうか?

私がおすすめするコツは「聞き上手な先輩」として、ユーザーから相談されたと想像してみること。

今回は独学ぼっちライターである私が、今まで学んできたことの振り返りとして、求められる記事を書くためのコツを自分なりにまとめてみました。

ユーザー目線のコツは「聞き上手」になること

初心者ライターは書くことに意識が集中しがちなので「いきなり読み手の気持ちになりなさい」と言われても難しいですよね。

そのようなときは、まずは聞き上手になることから始めてみましょう

ここでは「聞き下手」と「聞き上手」の違いや、聞き下手にならないためのポイントについてまとめてみます。

聞き下手と聞き上手の違い

「聞き上手」とは具体的にどのような人を指すのでしょうか?

イメージしやすいように実際に考えてみました(妄想強め)。

例えば、とある20代後輩のサラリーマンが、ある日「○○の件」で後輩から軽く相談されたとします。

聞き下手のAさんと、聞き上手のBさんの思考回路はおそらくこのような感じになるでしょう。

まずAさんはこのように考えます。

Aさん

後輩くん、○○のことで悩んでるって言ってたな。

○○で悩みって言ったらオレの人生経験上、たぶん■■だろう。去年テレビでも言ってた気がするし。

Aさん

■■についての悩みだったら、その手の雑誌やネット記事をいくつか読めば解決するだろう。

■■だったら深刻な悩みでもないはずだし、とりあえず良さげな記事のURLでも送っておこうっと。

これに対してBさんはこう考えます。

Bさん

後輩くん、○○のことで悩んでるって言ってたな。「○○」で考えられる悩みって言ったら何だろう…。

ちょっと調べてみるか。…なるほど■■について悩んでる人が多いのか。

Bさん

でもどうして急にそんな悩みを持ち始めたんだろう。

いや、もしかしたら前から悩んでたのかもしれない。だとすると、意外と深刻なのかも…。

Bさん

適切なアドバイスをしてあげるには、何に気をつけて話を聞いてあげたらいいだろう?

まずは、そもそも悩んでるのが本当に■■なのかを聞いて…。

でも、ただ愚痴を聞いて慰めるだけじゃ時間がもったいないし、最終的にどうしたいのかも聞いとこう。

あと後輩くんは意外と繊細だから、言葉選びには気をつけなきゃな。

Bさん

とはいえ、自分もプロじゃないからちゃんと答えてあげられるか怪しいんだよな。

…そうだ、○○についてはC先輩が詳しいんじゃないか? C先輩にも声をかけて、飯がてら改めて話を聞いてみよう!

さて、ここで質問です。

皆さんがもし「後輩くん」の立場なら、AさんとBさん、どちらの先輩に相談したいですか?

おそらくBさんではないかと思います。Bさんのほうが聞き上手で安心感がありますよね。

逆にAさんに対しては「悪い人じゃないけど、相談相手としては違った」となるのが自然でしょう。おそらく今後、後輩くんはBさんを相談相手として頼るようになるでしょう。

このように聞き上手になると、相手に信頼してもらえます。これは記事においても同じで、一度信頼されるとユーザーは最後まで読んでくれたり、気に入ったらサイトに何度も訪れてくれたりするかもしれません。

聞き下手にならないためのポイント

聞き下手にならないためには、決めつけ・丸投げ・押し付けに注意する必要があります。

例えばAさんのように、

○○で悩みって言ったらオレの人生経験上、たぶん■■だろう。去年テレビでも言ってた気がするし

■■についての悩みだったら、その手の雑誌やネット記事をいくつか読めば解決するだろう

などの根拠のない決めつけや、

■■だったら深刻な悩みでもないはずだし、とりあえず良さげな記事のURLでも送っておこうっと

といった丸投げ・押し付けは、よかれと思っても相手にとっては迷惑になることがあります。

ライティングにおいても、詳しいことを把握する前に自分の憶測で記事を書いてしまうと「自己満足な記事」になってしまう可能性があることを、ライターは知っておかなければなりません。

ユーザー目線を意識するメリット・デメリット

ユーザー目線を意識した記事と、そうでない記事にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれの記事についてメリット・デメリットを説明します。

ユーザー目線の記事のメリット

まず、ユーザー目線を持って記事をかけるようになった場合のメリットには何があるでしょうか?

例えば、

  • 記事の方向性がすんなり決まる
  • 構成に迷わなくなる
  • タイトルを決めやすい
  • リサーチが効率的になる
  • 結果的にSEOにつながる
  • 記事の質が上がる
  • ユーザーに喜ばれる
  • ライター自身、書くのが楽しくなる

などがありそうです。

もう完全に理想…!ユートピアです。私は構成がとても苦手なので、「早く構成ができるようになれば楽しいだろうなあ…!」とヨダレが出そうなくらいです。

また記事の質が良くなり、スピードも上がれば、アフィリエイト収入やクラウドソーシングの報酬も上がるでしょう。ユーザー目線、ぜひともマスターしたいところです。

ユーザー目線を忘れると起こるデメリット

では反対に、ユーザー目線を忘れたまま、あるいは無視して記事を書き始めると、どうでしょうか?

これから挙げるデメリットは、「初心者ライターあるある」とも言えるでしょう。自戒の意味も込めて、まとめてみました。

例えば私の場合、こうなります。

  1. 書くべきことが分からなくなる
  2. 求められていない記事になってしまう

1.書くべきことが分からなくなる

まず、何をどう書いたらいいのか分からないという状態に陥ります。

これはそもそもの、自分の知識や経験不足という問題もあります。

しかし、全く未知のジャンルではないはずなのに「何をどう書いたらいいのか、方向性が全くイメージできない」と悩んだことはありませんか?

原因を突き詰めてみると、つぎのような流れでしょう。

「何を書いたらいいのか分からない」

なぜなら、何と言ってあげたらいいのか分からないから。

そして、その原因は次のようなものでしょう。

  • その人が何に困っているのかよく分らないから
  • 困っている原因や背景を詳しく知らないから
  • 自分も大して詳しくないから
  • 無責任なことが言えないから
  • その人が最終的にどうしたいのかが分からないから

「記事を書く」と考えると難しいですが、このように普段の生活に置き換えてみると、かなりイメージしやすくなったのではないでしょうか?

書くべきことが分からないまま記事を書くということは、何と言ってあげたらいいのか分からないのに無理やり言葉を絞り出すようなもの。

これでは相手の心に届くはずはありませんよね。まずは相手の話をきちんと聞いてあげるのが大前提というわけです。

2.求められていない記事になってしまう

では書くべきことが分からないまま、それでも記事を完成させようとすると、どうなるでしょうか?

例えば、以下のような記事が出来上がってしまうでしょう。

  • 求められていないタイトル
  • 求められていない構成
  • 求められていない内容
  • 求められていないトーン

恐ろしいですね。

このような求められていない記事では、納品に至らないでしょうし、納品しても修正依頼は確実です。

ユーザー目線をライティングに活かすには

ここからは具体的にユーザー目線(聞き上手)をどうライティングに活かしたらよいのかを考えてみます。

さきほどの、後輩くんに相談されたBさんの思考を例にして、具体的な手順や方法を見ていきましょう。

1.悩みのリサーチ

例えばBさんのように、

「○○」で考えられる悩みって言ったら何だろう…。ちょっと調べてみるか。なるほど■■について悩んでる人が多いのか

まずは相手の悩みの詳細(検索意図のリサーチ)をします。

具体的には掲示板の投稿や口コミの内容から、「こんな悩みや疑問を持っている人が多いんだ」とざっくりとでも知りましょう

2.キーワード・テーマ・構成決定

表面的なニーズが分かったら、次にそれをもとに「何を伝える記事」にするのか、狙うキーワードとテーマを考えてみます。

まずは、そもそも悩んでるのが本当に■■なのかを聞いて…。でも、ただ愚痴を聞いて慰めるだけじゃ時間がもったいないし、ちゃんと最終的にどうしたいのかについても聞いとこう

さらに、表面的なニーズの下に、まだ隠れている願望や疑問はないかな? と考えてみます。

そして相手は検索することで最終的にどんな目的を果たしたいのか? を冷静に予想します。

表面的なニーズの裏側に隠れた願望や疑問、最終目的が分かったら、改めて「何を伝える記事」が求められているのか考えてみます。

狙うキーワードを決めて、そのキーワードをもとにタイトルや見出し構成を考えます。

このときに大事なのは、表面的なニーズの答えをまず最初に教えてあげること。

今回の後輩くんの例だと、まずは〇〇の悩みを解決する「具体的なアドバイス」を伝えてあげると後輩くんも、「ちゃんと自分の話を聞いてくれている」と、安心するはずです。

3.盛り込む根拠の決定

自分もプロじゃないからちゃんと答えてあげられるか怪しいんだよな。…そうだ、○○についてはC先輩が詳しいんじゃないか?

現実として、自分が書きたい記事や、知識のある記事ばかり書けるライターは少ないですよね。

そのようなときは、「親切な案内人に徹する」のもひとつの方法です。

専門知識をまとめて、かみ砕いて、分析して分かりやすく伝える。ここまで出来たら理想なのかもしれません。

ですが、ジャンルによっては誤った表現をしてしまう危険性も…。中途半端な知識と理解力によりユーザーに誤った情報を伝えてしまうと、悪意はなくとも信用ガタ落ちです。

ユーザーに信頼してもらうには、参考文献を明記したり、ときには引用も交えながら説明したりするとよいでしょう。

4.文章の雰囲気を決定

あと後輩くんは意外と繊細だから、言葉選びには気をつけなきゃな

ユーザー目線の記事構成が出来ても、あまりにも淡々と事実を話すように書くと、読む人によっては「正論だけど、なんか堅苦しくて難しそう。最後まで読む気がしない。」と思われてしまうかもしれません。

自分なりに、その人のことを思って一生懸命考えた相談への解答を読んでもらえない。悲しいですよね。

最後まで読んでもらうためにも、内容だけではなくトーン、つまり文の雰囲気にも気を配りたいものです

「聞き上手」になって求められている記事を書こう

私はライティングをはじめて、数か月が経ちますが、つくづく「WEB記事」は奥深いなあと感じます。

今後の目標はユーザー目線を意識して、「求められている記事」をきちんと書けるようになること。そのためにも「聞き上手」は普段から意識してみようと思います。

皆さんもよければ参考にしてみてくださいね。